テレワークで経理業務はできるの?テレワークにお勧めの経理用会計ソフトを5つ紹介!【テレワーク】

あなたは最近テレワークを実施されましたか?

多くの会社では出社せずに自宅などで、テレワークを行っている人たちが多いのではないかと思います。

ただし、テレワークをしたくてもできない職種の人たちも、かなりの人数に上るものと思います。

ここからは、テレワークで経理業務ができるのかどうかについて、確認していきたいと思います。

あわせて、テレワークにお勧めの経理用ソフトを5つ、ご紹介したいと思いますので、最後までお付き合いいただきたいと思います。

テレワークで経理業務はできるの?

それでは早速ですが、テレワークで経理業務はできるのかどうかを、確認していきたいと思います。

その前に今一度テレワークについて、どんなことなのかおさらいをしていきたいと思います。

テレワークという言葉は正式に言いますと、tele-commuting(テレコミューティング)というそうです。

その意味は、ネットワークを利用して、職場から離れた場所で勤務する形態の総称をいい、自宅やサテライト-オフィスなどでの勤務がその例である、と辞書で載っています。

要約しますと、テレワーク又はリモートワークは、企業において出社することが困難な状況に置かれている従業員に対して、出社せずに自宅又はサテライトオフィスなどで業務を行えるように、業務形態を変えることをいいます。

一方、経理業務というのはどのような職務をするのか確認したいと思います。

経理は辞書によりますと、会計・給与に関する事務のことを指しています。

もう少し詳しく見てみますと、経理というのはお金だけでなく、業務に必要な機械や備品などの資産の管理を行うことも、経理の仕事となっています。

会計処理の他、日々の売り上げや仕入れなどの会社の日常的な出納管理を行います。

日々のお金の流れの管理に加え、月次の仕事である給与・保険の管理や年次の仕事である決算書作成なども、経理の仕事です。

こうして見てきますと、経理はかなり広範囲な仕事をこなす、会社にとってはかなり重要な職務であるといえますね。

そこで、実際にテレワークを使って経理業務を行っている、ある会社の実例をご紹介したいと思います。

その会社では主な事務職についてはテレワーク化が進んでいましたが、経理部門ではなかなか進んでいませんでした。

そこで、何が原因で経理はテレワークができないかを、職場内の経理チームで検討しました。

その結果、一番大きな問題として出てきたのは、他社の例にもれず、「紙が困るね」との話になりました。

その会社では「電子帳簿保存法」に対応しており、通常の電子帳簿保存法での領収書、請求書の処理の運用は、次のように行っていました。

・領収書の場合のルート:

① 領収書を受領する

② 領収書を電子化する

③ 経費精算を上司に提出する

④ 上長・経理担当者が承認する

⑤ 紙の領収書を回収する

⑥ 定期検査後紙の領収書を廃棄する

・請求書の場合のルート:

① 紙で受領した請求書をスキャンする

① 請求書をPDFで受領する

② 請求書処理を上長に申請する

③ 上長・経理担当者が承認する

④ 請求書を回収する

⑤ 定期検査後紙の請求書を廃棄する

以上のようなルートで行っていますが、立替経費の処理では、平常時でも経理のチェックは、領収書原本は手元にはなく画面上で確認をしていましたので、原本が手元になくても問題ないと思っていました。

しかし、請求書に関しては電子と紙の両方で受領していましたので、「これで本当に在宅で処理ができるのか?」と、非常に心配したそうです。

そして実際、立替経費の処理は、事前に予想していた通りで、在宅勤務中でも通常と同じ運用で、問題なかったそうです。

社員へ質問があった場合でも、チャットツール・メール・電話などで対応が可能であり、上長の商人や経理商人なども、Webで回るため滞ることはなかったとのことです。

平常時から上長承認や経理承認のために、出社する必要がありませんでしたので、完全に在宅での処理となっても、特に変更の必要がありませんでした。

しかし、実際に踏み切った後で、定期検査には紙の原本が必要なため、在宅のままだと回収ができず、通常運用のフローの⑤と⑥の実施が困難であることに気づきました。

この件では「1か月に1度の定期検査を行う」とのルールを「緊急事態のため領収書原本の提出は、在宅勤務解除後、各自出社できる状態になった際に提出する」と変更したそうです。

その後は在宅勤務で領収書処理については、定期検査以外はほぼ通常通り運用することができたとのことです。

そして効果としては、ベンダー(販売店・販売会社)さんには、なるべく電子請求書へ切り替えてもらうように、各担当者からお願いをした結果、新しく電子請求書で受領できる取引先が増えたとのことです。

このように、これまではとても無理だと感じていたようなことでも、工夫を凝らしていけば、電子化が可能でありテレワークでも対応ができることができることが、良く分かりました。

以上、ここまではテレワークで経理業務はできるのかどうかについて、実例を挙げてお伝えしました。

テレワークにお勧めの経理用会計ソフトを5つ紹介!

それではここからは、テレワークにお勧めの経理用会計ソフトを5つ紹介していきたいと思います。

どのようなソフトがあるのか、早速ご紹介しましょう。

これまで会計ソフトと言えばパッケージソフトが主流でしたが、最近はインターネット上で利用できるクラウド型のサービスも登場し、人気があるようです。

ここからは個人事業者の青色申告や、中小企業向けのお勧めする会計ソフトを、ご紹介したいと思います。

最初にパッケージソフトを3つ、その後クラウド型を2つご紹介したいと思います。

弥生株式会社 弥生会計20スタンダード

 

 

この弥生会計20は、シェアNo.1を誇る会計ソフトです。

全国8000の会計事務所で推奨していますので、安心して使える会計ソフトといえます。

このスタンダード版ですが、小規模法人や個人事業主向けで、従業員が5人程度の法人や、初めて会計ソフトをご利用される人に特にお勧めします。

主な特徴としては、以下のものがあります。

① 領収書、レシートなどのスキャンデータやカード会社、銀行の取引データの自動取得

② 日々の仕訳作業や消費税改正に伴う業務相談も可能

③ 最大3か月間の無償サポート

④ パソコン画面の共有で操作方法を教えてくれる「画面共有サポート」の充実化でパソコン初心者でも安心

⑤ 無料体験版のダウンロードでお試し操作が可能

⑥ e-Taxによる電子申告に対応

以上のように会計業務に必要な機能を、しっかりカバーしていますので、購入後即使える会計ソフトです。

参考価格:40,000円(税込)価格.COM調べ(Amazon・価格.COM)

ちなみに私はこの弥生から出されている「やよいの青色申告20」を使って会計処理を行っていますが、とても使いやすい会計ソフトなので、こちらもお勧めです。

ソリマチ 会計王20

 

 

この会計王ですが、パッケージソフトでは代表格の風格があります。

面倒な消費税の設定や仕訳などもとても使いやすい操作で人気です。

主な特徴としては、以下のものがあります。

① 軽減税率制度にも完全対応

② 利用明細の自動取り込みが可能

③ 明細を勘定科目に自動で変換

④ 安定したスピード処理

⑤ サポートセンターの充実

⑥ 仕訳入力と検索のしやすさ

以上のようにこの製品も、会計業務に必要な機能を、しっかりカバーしていますので、購入後即使える会計ソフトです。

参考価格:31,117円(税込)価格.COM調べ(ラディカルベース・やすらぎの)

ミロク情報サービス MJSかんたん!法人会計10

 

 

この法人会計ですが、全国の会計事務所でも使用している法人向けの会計ソフトです。

ミロク独自のACELINK連動機能で、税理士さんや会計事務所との連携も、スムーズにできます。

主な特徴としては、以下のものがあります。

① 各種集計表の入出力がスムーズである

② 5期比較キャッシュフロー分析を搭載

③ 電話・メールによるサポートが3か月無料

④ 改正法などに伴うアップデートプログラムの提供

⑤ 経営比率分析・損益分岐点分析を搭載

⑥ 四半期、半期決算にも対応

以上のようにこの製品も、会計業務に必要な機能を、しっかりカバーしていますので、購入後即使える会計ソフトです。

参考価格:21,980円(税込)価格.COM調べ(Joshin・オフィスモア)

以上、ここまではお勧めのパッケージソフトを3つご紹介しました。

続いては、クラウド型会計ソフトを2つご紹介します。

クラウド会計ソフト freee(フリー)

 

 

このクラウド会計freeeですが、会計ソフト利用者の約4割のシェアを占める人気の会計ソフトです。

それだけ安心して利用ができることになります。

主な特徴としては、以下のものがあります。

① 経理・簿記知識がなくても簡単に決算書作成が可能

② デバイスに関係なく使える(スマホやMacにも対応)

③ チャットサポートで分からない時すぐに聞ける

④ 経費の支払いも自動記帳で簡単に管理できる

⑤ 自動仕分けで帳簿作成ができる

⑥ 請求書作成から資金繰りや経営分析が可能

以上のようにこの製品も、会計業務に必要な機能を、しっかりカバーしていますので、購入後即使える会計ソフトです。

費用:月額プラン 個人月額:980円 法人月額:1,980円

費用:年間プラン 個人:9,800円 法人:19,800円

ピー・シー・エー株式会社 PCA会計クラウド

 

 

このPCA会計クラウドは、日々の伝票入力で元帳・試算表・決算書を作成でき、各種の管理帳票の出力ができる、クラウド会計ソフトです。

主な特徴としては、以下のものがあります。

① 充実した会計機能を搭載

② PCA独自のシステムによる柔軟な連携対応

③ 安心のサポートとセキュリティ

予約伝票や自動仕訳機能により、入力忘れの防止や入力の高速化をサポートしてくれます。

ログの管理やアクセス制御、パスワードの桁数や有効期限の設定などの、内部統制機能によって安全に使えます。

電話やメールを使って手厚いサポートを受けることができるので、何か問題が起きた際もすぐに解決ができます。

それと同社が提供している基幹業務ソフトとの併用で、登録データを紐づけしたり、口座取引やクレジットカード取引を、自動で仕訳作成できます。

費用:月額プラン 個人月額:13,000円~

尚、2か月間の無料体験版もありますので、お試しの上使い勝手を確認されるのもいいと思います。

以上、ここまではテレワークにお勧めの経理用会計ソフトを5つお伝えしましたが、いかがでしたか?

どの会計ソフトも手軽に使いやすく、価格もお手ごろだと思いますので、ご検討されると良いのではないかと思います。

さて、新型コロナウイルス感染もひところよりは少なくなってはいるようですが、決して油断できない強敵なウイルスです。

先ほどのニュースでも、元首相補佐官やイラク復興支援などで活躍した外交評論家の岡本行夫さんが、4月24日に新型コロナウイルスによる肺炎のため74歳で亡くなったとの報道がありました。

 

 

これで我々が知っている有名人では、志村けんさん、岡江久美子さん、そして岡本行夫さんの3名が亡くなられたことになります。

ここで、謹んでご冥福をお祈り申し上げたいと思います。

 

 

本当に怖い病気ですので、まずは感染しないこと、させないことに徹することが大事なことだと思います。

まだこれから先も長い期間新型コロナと戦わなければなりません。

一刻も早い終息を願うしかありませんね。

私たちもテレワークを行って、少しでもこの社会が元の明るい社会が戻ってくるまで、お互いに頑張りましょう。

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