最近テレビの報道番組でよく聞く言葉がありますね。
それは、もうすっかりおなじみになった、テレワークという言葉です。
しかしこのテレワークもすぐに移行できる職種と、そうでない職種がありますが、やはり事務系の仕事に多いような気がします。
物を作るような仕事、製造業に従事している人には、なかなかテレワークというわけにはいかないようですね。
そんななかですが、現状ではかなりの割合で、テレワーク化が進んでいる気がします。
ここからはそのテレワークをする際に、困ったことが起きた際相談窓口などがあるのか、気になります。
そこで困ったときにどこへ聞けばいいのか、調べてみましたので、ご覧頂きたいと思います。
何かの参考になれば幸いですので、最後までお付き合いください。
|
テレワークで困ったときの相談窓口ってあるの?
それでは早速ですが、テレワークで困ったときの相談窓口について、見ていきたいと思います。
どんな相談窓口があるのか、いくつか挙げてみました。
1.テレワーク相談センター
2.大塚商会
3.NTT東日本
4.Talknote
5.Tech Republic Japan
6.東京テレワーク推進センター
7.佐賀県テレワークに関する相談窓口
8.TKPのテレワーク支援
9.EEPlan
今回の件で「相談窓口 テレワーク」のキーワードで検索をした結果ですが、上に示したようにいくつかの企業や相談窓口が検索されました。
ここからは一つずつどのような内容なのかを、確認していきたいと思います。
もしこの中でご自身が相談したいような内容であれば、その情報をさらに詳しく見ていくことで、解決に結びつけることができるのではないかと思います。
それでは最初はこの相談窓口から行きましょう。
テレワーク相談センター
(電話:0120-91-6479)(9:00~17:00)
ここでは厚生労働省委託事業の一環として、「テレワーク相談センター」がテレワークに関する様々なご相談に、無償で対応しているサイトです。
トップページには「新聞・雑誌に掲載されたテレワーク関連の情報一覧」として、新聞と雑誌の2項目があり、各新聞社や雑誌社が発表したテレワークに関する情報を、分かりやすくダイジェストで伝えています。
新聞については、大手新聞社だけでなく地方の新聞社の記事も掲載していますので、各地域でどのようなことが話題になっているかを見るのに、適しているようです。
ここで一例をお伝えしますと、令和2年2月26日付産経新聞で、”「テレワークにも限界」導入企業でもやむなく出社 政府要請でも浮かぶ課題”との見出しで、ある大手のIT企業で、テレビ会議など以外でどうしても出社せざるを得ない事態に陥り、4000人中1000人ほどに出社を認めた、との記事が出ていました。
その他の2~3企業でも同様な内容で、出社を余儀なくされた事例を紹介していました。
この「テレワーク相談センター」では、それ以外にも個々の質問を「お問い合わせ」として、メールで受付をしているようですので、自社や個人でお困りのような場合は、問い合わせをしてみることで、解決に結びつくかもしれません。
大塚商会 インサイドビジネスセンター
(電話フリーダイアル:0120-579-215)(平日9:00~17:30)
テレワークの導入を考えている企業向けに、相談の窓口を設けています。
「つなぐ!」「話す!」「守る!」ということで詳しく内容が載っています。
「つなぐ!」では、社員の自宅から社内のシステムにアクセスできるようになることで、例えば「どこでもコネクトリモート」では、ノートパソコンやモバイルから社内システムに接続したり、外出先や自宅から社内データを確認できるとのことをうたっています。
「話す!」では、社員一人一人のスマートフォンが、内線電話になるということと、「Office 365」の「Microsoft Teams」でできるWeb会議やチャットなどについて、紹介しています。
守る!」では、テレワークで不可欠なモバイル向けのセキュリティサービスの紹介で、いくつかのセキュリティツールを載せています。
そしてより分かりやすいようにとのことで「テレワークの導入と活用」を動画で見ることもできますので、分かりやすいと思います。
各項目ごとの説明についても、初心者にも分かりやすい説明ですので、好感が持てました。
詳細については、フリーダイアルでお問い合わせをされることをお勧めしたいと思います。
NTT東日本
(電話フリーダイアル:0120-765-000)(平日9:00~17:00)
このNTT東日本ですが、Facebookの公式アカウントに繋がり、そこでテレワークに関するお問い合わせを、動画などで詳しく伝えてくれるようになっています。
一例を申し上げますと、「何から始めるテレワーク 打合せってどうしてる?」や「何から始めるテレワーク データ共有ってどうしてる?」と続きます。
これを順番に見ていくだけでも、かなりの知識が付くようにうまく構成されています。
私の感想ですが、「あまり堅苦しくなくてよくできているなあ」というのが正直な感想です。
テキスト文字だけで説明されても、難しくて良く分かりませんよね。
このNTT東日本さんは、テレビのCMでもすごく分かりやすいと思って見ていましたが、やはり自社の公式サイトでも見事に構成されていて、感心させられました。
詳細については、フリーダイアルでお問い合わせをされることをお勧めしたいと思います。
Talknote
(電話:03-6435-5774)
このTalknoteという会社ですが、特にテレワークというものに特化せず、コミュニケーションを活性化させて、従業員が生き生きと働くことを促進し、社内コミュニケーションツールとして、飲食、小売り、製造、IT、医療関係など約1000社で利用しているとのことです。
導入している11社の実例についても、インタビュー記事が詳しく掲載されていますので、とても参考になると思います。
各種の資料もダウンロードができることと、無料でトライアルもできますので、実際にどのようなものかを事前に確認できるのがいいと思います。
私の感想ですが、とても生き生きと働けるようなイメージがわいてきました。
詳細については、電話でお問い合わせをされることをお勧めしたいと思います。
Tech Republic Japan
このサイトは、ウエブ会議やファイル共有、チャットや文書管理、アドビシステムズに特化した内容となっており、詳しい解説が載っています。
最近ではアドビシステムズがテレワークについて、初めてテレワークを経験したビジネスパーソンをアンケートで調査した結果を掲載しています。
それによりますと、76.1%の人がウエブ会議やファイル共有など各種ツールを駆使するために、ITスキルを身に着けているとの回答を得たそうです。
そして71%の人が、会社以外の場所で集中力を維持するための、自己管理スキルを、80.3%の人はオンラインで同僚などとやり取りをするコミュニケーションスキルを、身に付けていると回答したとのことです。
このような事例で、詳しい情報を伝えていますので、特にテレワーク関連で悩みがあるような場合には、とても参考になるのではないかと思います。
より具体的な内容を知りたい場合は、無料で会員登録をすることで、さらに詳しい細心情報を得ることも可能です。
お勧めのサイトの一つです。
東京テレワーク推進センター
このサイトは、テレワークを活用した人材確保のアドバイスや、システムや制度の設備をはじめとして、社員教育や助成金活用などに特化しての相談に応じているのが特徴です。
厚生労働省委託事業の一環として、「テレワーク相談コーナー」や併設している「TOKYO ライフ・ワーク・バランス推進窓口」も存在しています。
テレワーク相談コーナーでは、労務管理や情報セキュリティなど、テレワークに関する相談を受ける他、時間外労働等改善助成金(テレワークコース)や、労務管理の訪問コンサルティングについてのご案内をしています。
TOKYO ライフ・ワーク・バランス推進窓口では、TOKYO働き方改革宣言企業制度や、ライフ・ワーク・バランス推進に向けた支援策などをご紹介するほか、テレワーク導入時に活用できる助成金のご案内もしています。
受付時に担当するコンシェルジュが、テレワーク導入の状況や課題などを伺って、状況に応じて製品やサービスの体験、事例のご紹介や資料のご提供をしています。
しかし令和2年5月14日現在は、緊急事態宣言発令中ですので、対面での個別相談は中止しているとのことです。
まだしばらくの間は解除されないようですが、解除されれば恐らく再び対面でも相談ができるものと思います。
地方ではどのようなものがあるでしょうか、見てみたいと思います。
佐賀県テレワークに関する相談窓口
現在、新型コロナウイルスの影響を受けて、全国的に多くの企業が感染防止のために実施中のテレワークですが、佐賀県でも推進の急務ととらえて、テレワーク導入方法や助成金などの相談窓口をまとめています。
このサイトにはテレワークを分かりやすく紹介するコーナーが充実しています。
一例をご紹介しますと、ICT(情報通信技術)環境が十分でなくても、出来るところから始めるテレワークの早わかりガイドがあります。
家で仕事をする上で決めるべき社内ルールの基本を、5項目で紹介しているほか、テレワークを実際に行うための具体的な手順を、PDFファイルで細かく掲載しています。
これはとても参考になるものと思います。
その他、外部リンクとして「さがHRラボ(県)」などが存在していますので、より詳しい情報を得るには、そちらも参照されるとよろしいのではないでしょうか。
地方においてもかなり力を入れていることが良く分かると思います。
TKPのテレワーク支援
こちらのサイトでは、テレワークに必要なワークスペースや、テレビ会議・WEB会議を行うための設備を、一括で手配することで、テレワークを支援しています。
TKP全国257拠点の貸会議室やホテルの宴会場を、オフィスの分散によるリスクヘッジを検討する企業や事業者向けに、「BCP支援オフィス」として、提供しています。
今すぐサテライトオフィスを開設したい企業や、複数のオフィスに分散し、リスクヘッジを図りたい事業所、さらにセキュリティを確保しつつ業務効率化を図りたい企業、初期費用を安く抑えたい事業所などにお勧めしています。
またこのサイトではテレワークの3つの形態におけるデメリットの比較をしているのも他にはない特徴があります。
通常ではメリットを強調するところを、デメリットの説明がされていますので、より分かりやすい気がしました。
これはとても参考になるものと思います。
EEPlan
このサイトの特徴ですが、自宅で仕事に集中できる環境づくりを目指す、物置を作って販売している会社です。
普段生活している自宅の中では、仕事に集中できにくいことが、ままありますね。
そんなご家庭にお勧めするのが、離れとしても使える大型物置のワークショップというシリーズ製品です。
どうしても家族と一緒では仕事にならないとお嘆きの人や、自宅の庭にスペースのある人に、特にお勧めしたいと思います。
サンプル製品を見てみますと、山小屋のロッジ風の室内空間で、過ごしやすい気がして素敵だと思いました。
このような場所を確保できれば、きっとテレワークにもより力が入るのではないでしょうか。
お勧めのサイトです。
以上、ここまではテレワークを行っていく上で、困ったときの相談窓口には、どのようなものがあるかを見てきました。
少しでもご参考になれば幸いです。
次の項ではより具体的な対処法を見ていきたいと思います。
|
テレワークで困ったときの対処法具体的に教えます
それではここからは、テレワークを実践する上で、困ったときの相談でより具体的な対処法を実践している企業の例を見ていきましょう。
テレワークの壁
横浜市内のあるコールセンターに勤務中の40歳代の男性の例です。
この男性は派遣会社から派遣されてコールセンターに勤務しています。
「できれば自分もテレワークをしたいと思っていますが、その場で正社員の判断を仰がなくてはならない場合も多いので、困っています」とのことでした。
ではなぜ派遣社員は正社員に比べて、テレワークが難しいのでしょうか。
その理由は制度面と環境面の2つが考えられます。
一つ目は「労働者派遣契約」の壁にあります。事業会社が派遣社員を受け入れる際、労働者派遣法に基づいて、派遣会社と派遣契約を結ぶ必要があります。
派遣契約の中では、派遣社員の就業場所や業務内容、勤務時間を細かく取り決める必要があります。
そのため、この派遣社員のように通常勤務とは異なり在宅勤務をしようとしても、再度契約を結ばなくてはなりません。
派遣社員を雇うということは、完全に仕事の内容を決めた働き方をするので、今回のように状況によって仕事の割り振りを変えることは難しくなります。
そのために、契約内容の見直しが簡単には進まないということになります。
もう一つのハードルとしては、派遣先企業での業務が、会社以外ではしにくいような場合です。
電話応対などはまさしく会社にいなければできない仕事ですので、テレワークは無理ということになりますね。
また、会社への出勤が前提のため、ノートパソコンが配布されていないなどのように、正社員と対応が異なる場合もあります、
事前に準備されていませんと、今回のように急にテレワークが必要でも対応できません。
これをどう対処すればいいかと言えば、今後、派遣社員への対応を見直して社内で基準を作り直すことが、対処法となるのです。
恐らくこれは今後ますます増えていく実例ではないでしょうか。
もう一人、別の人の実例をお伝えしましょう。
ある会社に所属していて、現在テレワークを実際に行っているそうですが、以下のような悩みを抱えているそうです。
① お金がかかること
② ほうれんそう(報告連絡相談)がうまくいかないこと
③ 社内で弱い立場なので相談できる相手がいないこと
④ 時間と気力がかかること
この四つの悩みを抱えているとのことです。
元々この男性はテレワーク希望ではなく、通勤時間が長いので(0時過ぎの帰宅と翌朝7時半出勤)、体がもたない理由でテレワークを始めたそうです。
地方住まいなので転職もままならず困っているとのことでした。
それをどう対処していったのでしょうか。
ある人の実践例ですがこんな対処法を実践したということです。
まず②についてですが、まずは割り切ることです。相手が情報を共有しない、連絡が取れないわけですので、こちらも必死に連絡を取れる体制を作らない、そのくらいの気持ちでいた方が良い、とのことです。
全体的なこととしては、仕事の仕方について時間をどう割り振ればよいかです。
朝はメールの確認などをして、実際の作業は夕方とかから近所の喫茶店に行って行うようにするのはどうでしょうか。
昼間はどうしても時間を無駄に過ごしてしまいがちですね。
また、上司以外の人との連携についてですが、例えば昼間に出勤をして夕方帰宅、残りを自宅で行うようなフレックスタイム制をとるような、勤務体制が取れないかということです。
これは実際には会社の上司との決め事となるので、難しいかもしれませんが、相談してみることですね。
これが実現できれば、顔を合わせたコミュニケーションが取れるし、作業は終電を気にすることなくできますし、交通費ももらえることになります。
上司と直接交渉できにくければ、会社の人事部と相談して決めるという手もありますね。
要はどれだけ自分が悩んでいるのかを、正直に相談することしかないような気がします。
対処の仕方次第では、これ以外の方法もあるかもしれませんが、現状ではこの対処法で行ってみることを進めたいとのことです。
以上、ここまではテレワークで困ったときの対処法について、実例を挙げてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
新型コロナウイルスは依然まだ感染が広がっていますが、徐々に収まりつつある気がします。
5月14日には安倍首相から全国に出されていた緊急事態宣言を、8都道府県のみ残して、残る39府県を解除するとの発表が行われました。
経済的に困窮をきたすことをなるべく少なくしていきたいとの考えで、発表されたわけです。
実際にはまだ8つの都道府県では、相変わらず自粛をしていかざるを得ない状況です。
命を優先するか経済を優先するか、とても厳しい選択を要求されていますが、何と言っても命が最優先です。
つい先日もまだ28歳という若さで、大相撲現役力士の「勝武士(しょうぶし)」という力士が、新型コロナウイルスによる多臓器不全で亡くなってしまったというニュースが流れました。
20代の若き現役プロスポーツ選手ですから、その衝撃はあっという間に日本中を駆け巡りました。
聞くところによりますと、この勝武士さんは、地方巡業では初っ切り(しょっきり)といって、大相撲では禁じ手となっている技を披露して、お客さんを沸かせるということを長い間行っていたそうです。
山梨県出身でとても人気があったそうで、親方や周りの人たちの悲しみは、とても大きかったとのことです。
心から謹んでお悔やみ申し上げます。
このように新型コロナウイルスは恐ろしい病気です。
自粛が解除されたとしても、決して油断せずマスクと手洗い、他人と距離を取ること、三密を防ぐ行いをすることを心がけなくてはいけませんね。
今後はいつまで続くか分かりませんが、一刻も早く新型コロナを防ぐ薬やワクチンができることを望んでいます。
皆さんも十分気を付けていただきたいと思います。
|
コメントを残す